悩み解消にお役立ち 〜尿と便の毎日チェック〜


ついつい見逃しがち

自分から出たものなのに、汚いものとしてそのまま見ずに流してしまいがちなのが尿と便です。それをチェックすることによって、身体の悩みにより早く気づくことが出来るのです。尿と便は自分でチェック出来る、とても大切な健康のバロメーターです。

尿のチェック事項

尿の量をまずチェックしましょう。水分をたくさん摂っていれば、当然尿の量は多くなりますが、そうでないのに尿量が多い場合は腎不全の可能性などがあります。量の多さに加えて喉も渇くようならば、糖尿病や慢性腎盂炎なども疑われます。逆に量が極端に少ない場合は、尿毒症や急性腎炎などの可能性があります。次にチェックするのは尿の色です。赤っぽい場合は、腎炎や腎盂腎炎、尿路結石などが考えられます。黄褐色の場合は、肝炎など肝臓病の可能性があります。

便のチェック事項

便でもまず注目するのはです。1日バナナ1〜2本分(250g)が目安量です。さらに、硬さや重さ、さらには匂いもチェックしましょう。
硬さは程よく軟らかく、重さは水の中でポッカリ浮く程度、そして匂いについては、鼻をつく臭さがないことです。

便の一番の注目点は色

便で一番注目したいのが色です。色が茶褐色であれば、善玉菌が優勢で健康的な色と言えるでしょう。逆に注意したい色は黒です。便が黒に近い褐色であればあるほど、腸内で悪玉菌が優勢な証拠です。さらに食道から十二指腸で出血しているおそれもあるのです。ただし、黒色の食べ物を大量に摂れば、それが反映される場合もあるので、1日だけ出た場合はあまり神経質にならなくても大丈夫です。黒色以外に注意すべき色は赤色と灰白色です。赤い色は、大腸や肛門などで出血の恐れがあり、痔や大腸ガンの疑いがあります。灰白色は、胆汁が分泌されておらず、肝臓、胆のう、すい臓に障害の恐れがあります。

    

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