朝・昼・夜 それぞれ注意点は?…3食バランス


朝食に欠かせないものは・・・

毎日3食をきちんと食べることは大切ですが、その中でどれが一番大切な食事かと言えば、間違いなく朝食です。朝食を抜くと頭が働きません。脳の活動は100%ブドウ糖に頼っているため、血糖値が下がると脳はブドウ糖を補充する必要があります。朝食には必ず炭水化物を食べましょう。

朝食を抜くと・・・

朝食を抜くとエネルギー不足に体が慣らされてしまって体温が上がらず、基礎代謝が下がります。すると、摂取した脂肪が分解されにくく、肥満になりやすくなります。もしダイエットで朝食を抜いているとしたら、実は逆効果になっています。ご飯やパンにもブドウ糖が含まれていますが、それ以上にブドウ糖に変化しやすいのが砂糖や果糖です。食事前の果物やフルーツジュースが特におススメです。

昼に食べるべきは・・・

胃などの消化器官の働きは、朝起きたときから徐々に活動を始め、昼ごろに最も盛んになります。それ以降は徐々に下降線をたどり、夕方には半分くらいに低下します。ですから、脂肪やタンパク質は消化や吸収のよい昼に補給するのが良いのです。一日一食だけ食べるという実験では、昼にだけ食べたグループが最も体重が減少したという結果になりました。このことから、昼食に食べたものはきちんと体内で使われ、肥満に結びつきにくいということが分かります。

夕食が遅くなりそうな時は・・・

3食をきちんと決まった時間に食べることは大切ですが、仕事をしているとなかなかそうはいきません。特に夕食が遅くなるとたくさん食べてしまいがちです。そういう場合、昼食と夕食の間にちょっと間食し、食事の回数を増やすことがおススメです。無理せず間食する方が、夜遅い時間のドカ食いをせずにすむからです。それでも、回数を増やすと多く食べてしまうという心配がある人は、飴を1つなめましょう。ブドウ糖が補充され血糖値が安定し、強い空腹感におそわれずにすむので、夜の食事量を抑えることが出来ます。

    

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