寒くなると代謝が落ちる!〜肥満に注意〜


冬の生理的リズム

寒くなってくると、肥満に注意しなければなりません。というのも、動物は冬に向けて体脂肪をためる生理的リズムを持っているからです。人間も動物なので、秋から冬にかけて体重が増えやすいリズムになっています。たしかに人間も、昔は寒さから身を守るために、冬に脂肪を蓄えることが必要でした。しかし、暖房が完備されて防寒服も発達した現代においては、気をつけないと体重は増えていく一方です。

冷えも肥満に大敵

肥満に大敵なのが実は身体の冷えです。人間は体温が1度上がると基礎代謝が13%もアップすると言われています。逆に言えば、体温が低い人や身体が冷えている人は、それだけ基礎代謝量が少ないのです。基礎代謝を上げるためには、冷え性や低体温の改善が不可欠と言えます。

代謝アップには?

さらに年齢が上がっていくほど、意識して基礎代謝を上げる努力が必要です。基礎代謝は筋肉の質や量に比例しており、年齢を重ねるごとに減少するので、何もしなければ基礎代謝は落ちる一方なのです。基礎代謝を上げるには、普段の生活では使っていない筋肉に刺激を与えてあげるのが良い方法で、やはり何と言っても運動が大切です。

ちょっとずつでも身体を動かそう

ただし、特別に時間を取って運動をしようとすると、逆になかなか長続きできないものでしょう。そこでおススメなのは、日常生活での「ながら運動」です。通勤途中や職場で、駅や会社でエスカレーターやエレベーターを使っているところを、階段を使うだけでもOKです。ちょっとした仕事の合間に椅子に座ったままでのストレッチなども良いでしょう。家では、ちょっとしたことで運動のチャンスが見つけられそうです。歯磨きをしながら屈伸運動をしたり、テレビを見ながらダンベル運動をしたりと工夫をすれば、更に色々な「ながら運動」が出来るでしょう。

    

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