冷え予防…温めたあとは衣と食でフォロー


中心部を温める

寒くなると気になる事と言えば、やはり冷えの症状でしょう。身体が冷えている人は、まず何より身体を温めることが大切です。身体を温めるというと、手先や足先と思いがちですが、これが実は逆効果なのです。まず、身体の中心部分から温めましょう。熱は筋肉に蓄えられるので、大きな筋肉を温めるのが効果的です。

5か所の大きい筋肉

なるべく長い時間、身体を温めることが大切です。入浴では長く浸かったとしても30分から1時間くらいのものです。そこでオススメなのが湯たんぽです。大きい筋肉のある5か所、「お腹」「お尻」「太ももの表側」「太ももの裏側」「二の腕の裏側」を順番に温めましょう。そろそろ汗をかきそうになってきたら、別の場所に移して、長い時間温めましょう。

食事:タンパク質と鉄分

冷えを予防するためには、身体の中に取り入れる食べ物も大切です。現代の食生活では、パンや麺類といった精製された炭水化物を多く摂ってしまいがちで、どうしてもタンパク質が不足しがちになります。タンパク質が足りないと、血液や筋肉などの材料が不足して身体が冷えやすくなってしまうのです。もう1つの問題は鉄不足です。鉄分が不足すると、体中の細胞に十分な酸素が届かず、これも身体が冷える一因です。タンパク質が多い食品には、鉄分も多く含まれていることが多いです。1回の食事に必ず肉・卵・魚のどれかを食べるようにしましょう。

首周りのケアを忘れずに

冷え対策で大切なことは、一度温めたら熱を逃がさないことです。熱が逃げてしまうのは何といっても首周りです。タートルネックを着たり、マフラーを使うのがよいですが、首周りのチクチクが気になる人は、綿や絹のスカーフがおススメです。そして、大事な体幹部を守るには、何といっても腹巻が一番です。最近では、柄も様々なものがあり、薄手で一年中使えるものも増えています。ファッションのひとつとして楽しんでみてはいかがでしょう。

    

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