突然の心臓発作に有効 〜AED(除細動器)〜
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心臓病による突然死で多いのが、心室細動が原因のものです。心室細動とは、心臓の心室が小刻みにふるえた状態になり、脳や身体に血液を送り出すことが出来なくなるため、数分間続くと死に至る危険な不整脈のこと。心室細動を起こすと、3〜5秒で意識を失って呼吸が停止します。
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心室細動が原因と考えられる突然死のうち、通常の健康診断では何の異常もなかった人が9割を占めます。スポーツにおける急激な運動は心臓に過重な負担をかけるので、心室細動の要因になります。特に、寝不足やストレスを抱えた状態で激しい運動をすることは、危険だと言われています。
心室細動が起こった場合、自然に回復することは極めてまれで、唯一の治療手段は、除細動器AEDにより体外から電気ショックを与え、心臓の不規則なリズムを整えて心拍を正常に戻すことです。
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発症から1分経過するごとに10%ずつ救命率が低下するので、出来るだけ早く、少なくとも5分以内に除細動することが大切です。最近ではAEDが設置されている駅や公共施設が増えてきています。AEDの使い方は簡単で、機械本体自体にも使い方が簡単に記してあるので、初めてAEDに触れる人でも簡単にできるようになっています。万一そういう場面に遭遇したら、気後れせずにぜひ使いましょう。
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AEDの3ステップをぜひ覚えておきましょう。
1.人が急に倒れたら、意識と呼吸を確認。ない場合、救急車とAEDを手配。
2.AEDの音声ガイドに従う。胸の着衣を外し、電極パッドを貼る。
3.倒れた人から離れ、ボタンを押し、電気ショックを与える。
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