実は食べ物が原因かも?〜気になる体臭〜


匂いを気にする人が増加

自分の臭いを気にする人が増えています。日本人は体臭の少ない民族で、香水などの文化もあまり発達してこなかったのですが、最近では匂いに敏感になり、デオドランド商品などは好調な売れ行きを示しているそうです。しかし、体臭にとても関係があるのに、案外見逃されているのが食生活です。

肉類を摂ると・・・

肉類の多い食生活をしていると体臭は強くなります。欧米人の体臭が強いのも食生活にあるとされています。肉だけでなく、牛乳やチーズ等の乳製品など、動物性タンパク質や脂肪を多く含む食品を摂ると、脂質の分泌が増えて臭いの元となってしまいます。例えば、日本人では10〜20人に1人程度と言われているワキガ体質の人は、ドイツでは10人中9人いると言われています。また、ニンニク・ニラ・ネギ・ラッキョウなど食材自体の匂いが強いものも、身体の臭いの原因になりやすくなります。

抗酸化食品をとろう

体臭を抑えるために積極的に摂りたい食品は抗酸化食品です。体臭の原因である脂質などの酸化を防げば、体臭を抑えることが出来るのです。抗酸化作用のあるビタミンEを多く含む食品がおススメです。例えば、アーモンド・ナッツ・植物油・カボチャやモロヘイヤなどの野菜などが挙げられます。

気にし過ぎるのは、病気かも・・・

しかし匂いを気にしすぎるのは、実は問題といえます。実際にはそれ程の匂いでもないのに必要以上に気にしてしまったり、ひどくなると実際に臭っていないのに自分の臭いがきついと思い込んでしまうのです。こうした症状がひどくなると、自臭症と呼ばれる病気となります。従来は40代以上が多かったのですが、最近は20歳前後の若い人にも増えているそうです。

    

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