臭うベタベタ汗! 臭わない汗にするには?


サラサラ汗とベタベタ汗

全身の汗腺がきちんと機能していると、皮膚全体にサラサラとした汗をかきます。しかし、汗腺がうまく働いていないと、水以外の大切なミネラルを必要以上に体外に出す、べたついて臭いのある不快な汗をかくのです。汗をたくさんかいているからといって安心は出来ません。機能が衰えた汗腺があると、一部の汗腺ばかりが働いてオーバーワークとなり、決して良い汗をかいているわけではないのです。

臭い汗をかかないために・・・

汗を臭くさせているのは汗に含まれるアンモニアです。血行が悪くなって酸素が不足した血液中に発生する「乳酸」が増えると、アンモニアも増えてしまいます。アンモニアを増やさないためには、血液中の酸素を増やすことが大切で、そのためには有酸素運動が効果的です。

イイ汗のため・・・食べ物が大切

イイ汗にするためには、食べるものが大切です。粒の小さい汗はサラサラとしたイイ汗となります。大豆に含まれるレシチンには、汗の粒を小さくする作用がありますので、いい汗をかきたい人にはおススメです。また、お酢は汗の匂いを抑える効果があると言われています。特に、クエン酸がたくさん含まれている黒酢やリンゴ酢などが良いと言われています。

小さい時の環境が何より大切

人の基本的な汗腺の数は、生まれてから3年の間に決まります。その時にどのような温度環境で生活したかで決まるのです。小さい時にあまり汗をかかない環境だと、汗腺の数が増えないまま育ってしまいます。大人でも汗をかかない生活を続けると汗腺機能は低下しますが、汗をかく習慣を少し続ければ元に戻るでしょう。しかし、小さい時に汗をかかないと汗腺の数がそもそも増えないので、それ以降に機能を向上させても限界があります。そうならないためにも、赤ちゃんのうちからしっかりと汗をかく必要があるのです。

    

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