気になる口臭・・・ポイントは唾液!


口の中は細菌だらけ

気になる匂いの代表は口臭でしょう。口臭の大きな原因の1つが口の中にいる細菌です。細菌は100種類もあり、その中の「嫌気性細菌」が増えると、悪臭のもとになる揮発性ガスを発生させます。この「嫌気性細菌」は、唾液量が減ると一気に増殖してしまいます。

1日のうちで、一番口臭が強いのは・・・

1日のうちで最も細菌が繁殖するのが、睡眠中です。寝ている間は口を閉じた状態になり、舌を動かす機会がなく、唾液の分泌が少量になります。そのため細菌が増え続け、起床時の口中は不潔な状態で、1日でもっとも口臭が強い時間帯です。睡眠中に細菌の繁殖を抑えるためには、寝る前にできるだけ口の中をきれいにしておくことが大切です。そして、朝は起きたらすぐに、歯を磨くことも重要です。

ストレスがあると・・・

全く関係がなさそうなのに、実は口臭の原因になっているのがストレスです。人はストレスを感じると、交感神経が優位になった状態になり、唾液の分泌が抑制されます。また、舌の動きも鈍くなるため、ますます唾液が出にくい状態になります。唾液の分泌は、自律神経の支配を受けています。緊張して交感神経が優位になると、口中が乾燥し、唾液がネバネバした感じになり、口臭の原因になります。

よく噛むことが大切

口臭を減らすにはよく噛むことが大切です。物をよく噛んで食べると、唾液腺を刺激し、唾液の分泌を盛んにします。堅いものを食べれば、咀嚼の回数を自然と増やすことができます。起床時は1日の中で最も細菌が多い時間帯なので、朝食は特に大切です。朝ごはんを食べる時にアゴを動かし噛むことで、唾液の分泌を盛んにし、より早く細菌を追い出すことができます。また、ガムも唾液の分泌を盛んにするために最適です。噛む前に舌の上で転がすと、さらに効果が上がります。キシリトールなどシュガーレスタイプを選びましょう。

   

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