気をつけよう!ストレスと不眠の深い関係


ストレスが睡眠を阻害

何か心配事があって寝付けない、という経験をした人は多いでしょう。そうした時は、眠ろうと焦りすぎると余計興奮して眠れなくなるという悪循環にみまわれがちです。意識しないようにしても、実はあまり効果は期待できません。実はストレスがあると、無意識レベルで睡眠を阻害してしまうのです。

ストレスで免疫機能も低下

心配事などストレスがあると、人は寝つきにくくなってしまうというのは、実はホルモンレベルのことなのです。人間はストレスと感じると、神経細胞からコルチコトロピンというホルモンを放出します。このホルモンが睡眠を抑制してしまうのです。実はこのホルモンは免疫機能も低下させてしまいます。寝る前にストレスを感じた状態のままだと、なかなか寝付けず睡眠時間が短くなる上に、免疫機能も落ちてしまい、風邪を引いてしまいやすくもなります。

ハーブで安眠を

寝付けない時には、あまり深く考えず、一度ベッドから出て読書したり音楽を聴くなどリラックスして、眠気を感じたらベッドに入る方が良いでしょう。寝る前になってもイライラする、神経が高ぶって眠れないという人には、バレリアンというハーブがお薦めです。寝る前にハーブティーにして飲んでみてはいかかでしょう。それでも効かない方には、サプリメントもあります。

不眠はうつ病のサインかも

不眠症を治そうと睡眠外来などを受診すると、じつは「うつ病」だったという人が増えています。うつ病は精神疾患ですが、気分の落ち込みや物事への関心の低下といった気持ちの面の症状だけではなく、うつ病の人はほぼ全員が不眠の症状を伴います。不眠はうつ病の初期症状サインの1つなのです。軽いうつ病では「憂うつな気分」などの精神症状が現れず、不眠や全身倦怠感などの肉体的症状だけの場合が多いのです。

    

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