必須の栄養素〜マグネシウムとカルシウム〜


ストレスで失われるマグネシウム

ストレス対策に必要な栄養素がマグネシウムです。マグネシウムは体内で約300種類の酵素の働きを助け、骨の維持・神経伝達・ホルモン分泌・筋肉に関係するとても大切な栄養素です。マグネシウムはストレスによって失われやすい性質があるので、30〜40代では特に注意してとる必要があります。

マグネシウムは和食でとろう

マグネシウムがずば抜けて多く含まれる食品はありません。比較的多く含まれるのは海藻類豆類といった食品で、和食メニューにすると比較的摂りやすい栄養素なのです。おススメは朝の玄米と納豆です。玄米は100gで49mgのマグネシウムが摂れ、精白米から玄米に代えるだけで、マグネシウム摂取量をかなり増やせます。納豆も50gで50mgのマグネシウムが摂れるので、これだけで1日の必要量の3分の1を摂ることが出来ます。お昼のソバ定食もおススメで、ソバは100gで190mgのマグネシウムが摂れます。

カルシウム不足でイライラ

カルシウムもストレス対策には大切です。カルシウムは、骨や歯を形成する以外にもたくさんの働きがあります。量としてはカルシウム全体の1%に過ぎませんが、血液中や筋肉などで重要な作用をしています。特に重要なのが神経に関することで、カルシウムは神経の興奮を抑える作用があるのです。イライラしたり、キレやすい人は、カルシウム不足が原因かも知れません。

カルシウムを多くとるには?

カルシウムが多く含まれる食品としては、乳製品や小魚がよく知られています。その他にも、手軽に取れる菜っ葉類や豆腐類などにも含まれています。カルシウムの問題は吸収率が低いこと。一番吸収率の高い牛乳でも約40%で、小魚で30%、野菜で20%とかなり低い吸収率なのです。小分けに摂ると吸収がよいので、少しずつでも毎食ごとに摂りましょう。夜間は骨の細胞の働きが高まりますので、夕食に多めに摂ると良いでしょう。

    

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