マグネシウム・・・冬に心配な心臓病を予防
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冬に気をつけたいのが心臓発作です。寒さが厳しい季節には心臓に負担がかかり、心疾患を起こしやすくなります。そうした心疾患の予防に欠かせないのがマグネシウムです。血液中にマグネシウムが不足して、カルシウムが多くなりすぎてしまうと、筋肉のけいれんが血管壁で起こり、狭心症や心筋梗塞につながりかねないのです。
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カルシウムなどと違って、マグネシウムは大人になってから必要になる量が多くなるミネラルです。成長期に必要な量は240mgと言われていますが、30〜40代での必要量は320mgと増えるのです。これにはストレスが関係しています。マグネシウムはストレスによって失われやすいのです。ストレス過多の自覚のある人は、特に意識してマグネシウムを多く摂りましょう。
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マグネシウムがずば抜けて多く含まれる食品はないので、“これだけを食べていれば大丈夫”というものはありません。比較的多く含まれる食品は、海藻類や豆類といった食品で、忙しいビジネスパーソンには、なかなか摂りづらいミネラルです。ただし市販のお弁当や外食でも、和食中心のものにすれば比較的摂りやすいでしょう。大豆は100gで220mgも摂取できるので、豆腐はおススメ食材です。
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日本人のマグネシウム摂取源で、最も高い割合を占める食品群は穀類です。ソバは100gで190mgのマグネシウムを摂れるので、ランチにはおススメです。さらにおススメは玄米です。白米から玄米に代えるだけで、マグネシウムの摂取量は3倍に増え、100gで49mgも摂ることができます。納豆も50gで50mgのマグネシウムが摂れるので、毎日の朝ごはんを玄米と納豆にするだけで、1日の必要量の3分の1を摂ることが出来ます。
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