痛めやすいヒザを強くするには?


負荷のかかりやすいヒザ

足の中で特に大切な部分がヒザです。ヒザは人間の体の中で一番負荷がかかる関節です。その負荷は、普通に歩いているときで体重の5〜7倍と言われています。その衝撃を吸収しているのが、ヒザの骨と骨の間にある関節軟骨や、その関節軟骨の間にある半月板です。膝関節を使うときに使われるのは関節軟骨だけではありません。その周りの靱帯や筋肉を使って関節を支えているのです。ですから、筋肉が衰えてしまうと、ヒザを痛めやすくなります。

太ももの筋肉を鍛えよう

ヒザの痛みを防ぐには、ヒザのクッション的な役割を担っている太ももの筋肉を鍛えることが不可欠です。椅子に座って行える簡単なストレッチもあります。
@背筋を伸ばして、椅子に浅く腰かけ、足は肩幅に開く
A右足をゆっくり伸ばし5秒間伸ばしたまま静止。5回繰り返し。左足も同様に。
B最後に立ち上がってヒザを曲げ、ゆっくりヒザを回す

足裏の筋肉も大切

ヒザの痛みを助長するものに外反母趾やО脚などがあります。それを予防・改善するためには、太もものみならず、足裏の筋力を強くする必要があります。『床にタオルを広げて、その上に立ち、足の指を使ってタオルをたぐりよせる』といった運動をすると、足裏の筋力を鍛えることができます。

水中運動がおススメ

ヒザに痛みがある場合、なかなか運動ができないという人もいるでしょう。そうした場合におススメしたいのが水中運動です。水に浮力があるため、水中ではヒザに負担が少ない状態で運動をすることができます。さらに、水の抵抗力を利用して、陸上よりも無理せず運動の強度を強くすることも出来るのです。プールでのウォーキングやアクアビクスと呼ばれる簡単な運動を定期的にするのが良いでしょう。

    

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