ビールが夏バテ解消にイイ!…ってホント?
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水溶性ビタミンのうち、夏場に不足しやすいのはビタミンB1です。肉類に多く含まれ、不足すると疲れやすくなってしまいます。ビタミンB1は通常は不足しにくいビタミンですが、夏バテであっさりした食事をしがちだと不足します。
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ビタミンB1に限らずビタミンB群は大切な栄養素です。夏バテで食事がたくさん食べられない時にも、役に立つ飲み物があります。それが、実はビールなのです。ビールにはかなり栄養が含まれていて、ビタミンB群のうち、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸、イノシトール、特に葉酸が豊富です。あまり食事をとりにくくてもビールを飲めば、肉類に多いビタミンB1とビタミンB2、野菜に多い葉酸も同時に摂取できます。
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ビールは植物の麦が原料です。麦芽由来の栄養素に加えて、酵母が発酵の過程でいろいろな栄養素を作ります。そのためビールは、各種アミノ酸も豊富です。ビールが苦手な人は、ノンアルコールビールがおススメです。さらに、ビール酵母のサプリメントも発売されています。高脂血症、糖尿病、骨粗しょう症などの抑制効果や、抗酸化作用に効果があるとされています。ただし、ビールには痛風の原因になるプリン体が多いので、男性で尿酸値が高い人は控えましょう。一方女性は、女性ホルモンの作用により尿酸値が低いので心配ありません。
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ただし、ビールを飲むには注意点があります。“よりおいしく飲むため”と言って、ビールを飲む前に水分を我慢する人がいますが、これは絶対に避けましょう。アルコールには利尿作用があるので、ビールは水分補給にはなりません。ビールの量に関わらず、かならず水分をとりましょう。また、冷たいものは胃腸の働きを低下させてしまうので、冷やし過ぎには注意が必要です。あまり冷やしすぎず、ゆっくり飲むのが良いでしょう。
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