夏バテ回復に…簡単「爪もみ」と「ツボ押し」


夏の生活習慣が積もり積もって

夏の暑さはさまざまな影響を身体に与えます。「日中に冷房のかかった部屋で過ごす」、「熱帯夜のせいで朝起きた時に寝汗をかいている」、「冷たい飲み物をたくさん飲む」、「麺類だけで簡単に食事をすます」・・・いずれも夏にはよくありがちなことですが、こうしたことが積もり積もって「夏の疲れ」となり、夏の終わりから秋にかけて体調不良を起こしやすいのです。

自律神経の乱れで・・・

夏の間に蓄積された体への負担によって、自律神経が乱れ、それが原因で内臓の不調や肩こりの症状がでたり、風邪をひきやすくなります。自律神経が乱れると免疫力が低下してしまうのです。そこで、時間がなくても簡単にできる免疫アップ法をご紹介しましょう。それが「爪もみ」です。

簡単!「爪もみ」

爪の生え際を、もう片方の指で挟んで揉むだけ、という簡単なものです。薬指以外の4本の指は、副交感神経を刺激するので、1本につき10〜20秒間くらい揉みましょう。人差し指は胃の症状に、小指は肩こりや不眠に良いとされています。ちなみに、薬指は交感神経を刺激します。全体の免疫力をあげるためには、この指も揉んだ方が良いですが、イライラしていたり不眠の場合には、副交感神経が優位な方が良いので、薬指は避けるようにしましょう。

足裏つぼを刺激しよう

夏バテに効くツボを刺激するのも良い方法です。場所が分かりやすく、オフィスでも押しやすいのが、「湧泉(ゆうせん)」と呼ばれるツボです。足の裏にあって、指をすぼめた時にできる「人」という字の中央部分にあるツボです。だるさや疲れなどに効くので、両方の手のひらで足を抱えて、親指で10〜30秒間くらい指圧をしましょう。ゴルフボールなどを床に置き、足裏で押さえながら動かすと、オフィスでも簡単に刺激することができます。

    

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