注意した方がよいのは・・・実は女性!?
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女性は男性よりもコレステロール値が低く、高脂血症になりにくいと言われています。しかし、実はそれは50歳より前のことです。高脂血症の女性は50歳を超えると男性より多くなります。55〜64歳では女性の高脂血症が男性の2〜3倍、65歳以上では3〜4倍にもなります。
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これには、女性ホルモンであるエストロゲンが大きく関わっています。エストロゲンには、LDL(いわゆる悪玉)コレステロールを抑制し、HDL(いわゆる善玉)コレステロールを増加させて、血液の流れを改善する働きがあります。しかし更年期以降は、女性ホルモンの量が急激に減少します。そのため、更年期以降の女性は男性以上に高脂血症になりやすくなるのです。
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「脂っこいものを余りとらない」といって、安心はできません。脂肪酸は動物性のバターや、牛脂や豚脂、植物性の大豆油や菜種油といった油脂類に多く含まれます。しかし、これ以外にも、穀類・豆類・魚介類・肉類・卵・乳製品などに含まれる脂質にも、脂肪酸は含まれています。これらに含まれる脂質は、入っていることが余り意識されない、いわゆる「見えない脂質」と呼ばれます。この「見えない脂質」からの脂質摂取量は、全体の80%近くにのぼっており、気づかないうちに脂肪をとりすぎている場合があるのです。
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そういう人におススメの栄養素が食物繊維です。食物繊維には高脂血症に対して、2つの大きな効果が期待できます。1つは「コレステロールや中性脂肪の吸収を妨げる」という働きで、もう1つは「血液中のコレステロールを減らす」という働きです。1日25gの食物繊維を3ヶ月間摂取するという実験をしたところ、コレステロールが平均で約10%減少したそうです。
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