肥満雑学〜日本やアメリカの肥満傾向〜


肥満が多い県は?

日本一肥満が多い県は、男女とも沖縄県です。しかも男性の場合は、2位北海道の35%を大幅に上回り、なんと47%にもなります。百歳以上の人口比率は全国トップなのですが、アメリカ文化が浸透している若年者に肥満の人が多く、ファストフードが原因ではないかと言われています。

子供は北に肥満が多い

子供の肥満が増えています。全国的に見て、肥満が多い地域は北の地域で、肥満割合上位8県のうち、北海道と東北地方で6つを占めています。冬の運動不足が原因ではないかと推測されています。寒い地域では外に出て遊ぶより、家の中にいる時間が長くなり、当然食べ物を口にする機会も増えます。さらに、同じ県内でも中心市より郡部で肥満率が高い傾向にあり、学校が遠くて親が車で送迎する機会が多いことも、運動不足に拍車をかけていると推測されます。

肥満の人で、会社の経費がかさむ?

肥満大国のアメリカでは、日本以上に肥満に関する様々な調査が行なわれ、健康問題にとどまらず、経済的な観点からの調査もされています。例えば、肥満の労働者を雇うと、雇用者側の経費がかさむ危険性を指摘する調査などがあり、肥満(BMI30以上)の人たちの欠勤日数は、理想体重の人たちの約13倍、保険の請求額は7倍にもなるそうです。

肥満の友は、やっぱり・・・

人間関係の観点からも、調査されています。アメリカで30年にわたり調査した結果、兄弟姉妹が肥満だと40%、配偶者が肥満だと37%も肥満になりやすいことが分かりました。しかし、何といっても高い比率を示したのが、友人の存在です。肥満の友人がいる人は、肥満の友人がいない人に比べて57%も肥満になりやすい、という結果が出ました。

    

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