ちょっと太めの方が健康?
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肥満に関する言葉で、よく使われるのがBMIです。Body Mass Indexの略で、日本語では体格指数と言い、体重と身長から算出する肥満度を表す指数です。健康診断でBMIが25を超えてしまい、ダイエットしたほうがいいと医師から指導される人も多いでしょう。
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※BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
例えば、体重60kgで身長160cmだと・・・
計算式は BMI=60÷1.6÷1.6=23.4 となります。
BMIが18.5以下は「やせ」、BMIが18.5から25は「標準体重」、BMIが25以上は「肥満」と分類されます。
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しかし実は、“ちょっと太め”の方が健康的という可能性があります。BMIと死亡率の関係について調べたところ、BMI25〜27の人たちの方が、BMIが19〜23のグループの人たちより死亡率が低かったのです。理想の数値と言われるBMI22の人より、ちょっと太めの方が長生きする可能性が高いという結果が出たのです。
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同じような調査がアメリカでも行なわれていて、その調査でも、寿命が一番長いのはBMIが25〜30の人であると結果が出ています。少しだけ太っていると免疫力が高まり、感染症に強くなるのではないかと推測されています。さらに、BMIが25〜30の人は、交通事故の死亡率が一番低いそうです。適度についた脂肪がクッション効果を生み、衝突時の衝撃を吸収してくれるためと考えられています。
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