ランニングを始める時は・・・“徐々に”


ケガや心臓病の危険

春になって、外でランニングでも始めよう…という方も多くなるでしょう。しかし、急に走り始めるのは注意が必要です。ランニングなどの激しい運動を急に始めると、けがをすることも少なくないのです。時には狭心症や心筋梗塞など、心臓に関わるトラブルも起こします。なまった体は時間をかけて運動に慣らしていく方が安心です。

しばらく運動していない人のために・・・

1ヶ月目   速歩を20分から始め、30分を目指す
2ヶ月目   15〜20分の速歩に、5分程度のランニングを加える
3ヶ月目   15〜20分の速歩に、10〜15分のランニング
4か月目   20〜30分のランニング
運動習慣は、出来れば2日に1回のペースですすめましょう。2、3カ月で筋肉の細胞が入れ替わるので、4カ月目には20分以上続けて走れる身体になり、それ以降は連続して30分走れるようになります。

時間が取りにくい人は・・・

社会人にとって、週に2〜3回走る時間を作るのは難しいでしょう。ランニングの時間を取りにくい場合は、通勤時にウォーキングシューズを履いて、歩く速度をあげて距離を伸ばし、階段を多く昇るとよいでしょう。喫煙習慣、高血圧、高脂血症、糖尿病、肥満、メタボリック症候群といった項目に当てはまる人は、特に普段からウォーキングなどで体をならしておくことが大切です。

テニスやゴルフはストレッチが大切

テニスやゴルフなどの球技は、テニスではひじや肩、ゴルフでは腰と、局部に負担がかかります。ストレッチを運動前後に行なうと、筋肉や関節が柔らかくなってケガの予防になります。テニスでは、ひじの筋肉を伸ばす手首のストレッチや、肩甲骨周辺の筋肉を伸ばす運動を、プレー前後に行ないましょう。ゴルフでは、股関節周りの筋肉ストレッチを行なうと、腰の回転が良くなって腰痛の予防になります。

    

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