ウォーキング〜量と質のバランスが大切


ただ歩いていても・・・

ウォーキングは健康に良いと言われますが、最近の研究では、“ただ漫然と歩いていても効果がない”ことや、“長ければ長いほど良いというわけではない“ことが分かってきました。健康のためには、ウォーキングの量と質のバランスが大切なようです。

キーワードは「中程度の活動」

ウォーキングを行なう際には、歩数(運動の量)だけでなく、早歩きや階段上り下りといった、「中程度の活動」(運動の質)が必要なのです。「中程度の活動」とは、安静時の3〜6倍のカロリーを消費する運動や活動で、1分間に100〜120歩の早歩きをすると、だいたいこれ位の運動になるようです。他には、階段の上り下りなどでも同程度になります。

日常生活での意識が大切

ジムに通ったりジョギングしたりなど、特別なことをしなければ…と思いがちですが、こうした運動を始めても、途中で挫折してしまう人が多いのも事実です。日常生活で少し身体に負荷をかけるよう意識する方が効果的なのです。駅ではエスカレーターでなく階段を使う目的地に着くまでに2〜3分の早歩きを数回組み込むなどの工夫で、「中程度の活動」を1日10数分は増やせます。食材などを買いだめせずに、こまめに買い物にでかけるのも良いでしょう。

目的によって、歩数を考えよう

その人の目的によって、1日に必要なウォーキング量もさまざまです。自分の目的に合わせて運動量を調整しましょう。
 ◇メタボの予防―10000歩        ◇体力低下の予防―8000歩
 ◇動脈硬化の予防―7000歩      ◇寝たきりの予防―5000歩
 ◇うつ病の予防―4000歩

   

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