睡眠と入浴で、正常なホルモン分泌を保とう


乱れる原因は?

自律神経が乱れる2大原因は、精神的ストレスと肉体疲労です。仕事や育児などで忙しくて一時的に生活が不規則になったときや、人間関係が上手くいかない時が要注意です。他にも、転居や転職など生活に変化があった時にも、起こりやすいといわれています。悪いことばかりでなく、結婚などの喜ばしいことでも起こりえるのです。

こんな人がなりやすい

内向的で感情を抑えがちな人や、疲れているのに頑張ってしまう人は、性格的に精神的ストレスや疲労をかかえ込んで、自律神経が乱れやすいので注意しましょう。アレルギー体質の人、めまいや立ちくらみを感じやすい人、車酔いしやすい人、生理不順や生理痛が強い人などは注意が必要です。体の外からの影響に敏感に反応し、ホルモンバランスの変化が大きいために、体質的に自律神経が乱れやすいのです。

質の良い睡眠が大切

正常なホルモン分泌を促すために大切なことは、質の良い睡眠をとることです。自律神経を整えるホルモンの分泌が活発になるのは、午後10時から午前2時までのあいだです。朝すっきり目覚めるためには、できれば午後11時にはベッドに入り、7時間は眠るようにしましょう。

入浴は温度がカギ

毎日の生活習慣の中で、入浴は自律神経にとって特に大切です。入浴は自律神経を刺激しますが、温度や入り方によっては正反対の影響になるからです。40℃より高ければ交感神経を、低ければ副交感神経を活発にします。夜はリラックスできるように、38〜39℃くらいのぬるめの湯につかると良いでしょう。一方、活動的になりたい朝は、40〜42℃くらいの熱めのシャワーを浴びと良いでしょう。

    

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