病院に行く決心がつくかも…前立腺症状スコア


加齢にともない増加する

「前立腺肥大症」とは、前立腺が大きくなりすぎる病気です。前立腺は尿道を取り囲むように位置しているので、肥大すると尿道を圧迫し排尿障害を起こしたり頻尿になったりします。50代で約3割、70代になると7〜8割がなると言われます。

病院に行く前の指標として

排尿時の自覚症状から前立腺の病気をチェックする「国際前立腺症状スコア(IPSS)」と呼ばれるものがあります。特に、前立腺肥大症の判定に優れています。
最近1か月の状態について、下記設問に照らし合わせてみましょう。

1.排尿後に残尿感がある
2.排尿後2時間以内に、また行きたくなる
3.排尿途中に尿が途切れることがある
4.排尿を我慢するとつらい
5.尿の勢いが弱い
6.排尿開始時にいきむ必要がある

各設問とも次の通りの配点です。
全くなし…0点  5回に1回…1点  3〜4回に1回…2点  2回に1回…3点
2回に1回以上…4点  ほとんど常に…5点

さらに、
7.床についてから朝起きるまでに、平均で何回排尿に起きますか?

0回…0点 1回…1点 2回…2点 3回…3点 4回…4点 5回以上…5点
 を足しましょう。

以上の設問で、合計が8点以上の場合は専門医に相談しましょう。20点を超える場合は重症です。

    

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