早めの治療が大切・・・パニック障害
ある日突然、激しい動悸や息苦しさを感じて強い不安に襲われる、そんな「パニック発作」から始まる病気が「パニック障害」です。早期に治療すれば比較的短期間で治せるので、正しい知識をもって早期発見・早期治療をすることが大切です。
パニック発作が起きる前に過度なストレス状態に気がつくと、パニック障害になるのを防げます。次のようなことが出てきたら、要注意です。 ≪イライラする≫ 交感神経が優位になりストレスホルモンが分泌されると、ささいなことでイライラしたり、怒りっぽくなります。 ≪眠れなくなる≫ 交感神経から副交感神経へと、うまくスイッチが切り替わらないため、寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなります。 ≪物忘れが多くなる≫ よく知っている人の名前が出てこないなどが起こります。頭の中の情報量が目いっぱいで、こんな物忘れが多くなります。
さらに、パニック障害に陥りやすい性格や、なりやすい生活環境があります。次の5項目のうち3〜5項目に当てはまる人は、かなり危険度が高いと言えます。自分自身や周りにそうした人がいないか、チェックしてみましょう。 ◇職場・家庭・地域などで、1人で何役もこなしている ◇人と会う機会が多い ◇人にペースを合わせることが多い ◇元気で頑張り屋だと思う ◇あまりストレスを感じたことがない (自分で心や体の警告に気付きにくい)
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