起きたら一大事! −脳梗塞−


前兆があったら…すぐ病院へ

脳梗塞は発症から治療までの時間が短ければ短いほど、生存率は上がるし、後遺症の可能性も少なくなります。ですから、次のような兆候を感じた場合には、すぐに病院に行った方がよいでしょう。

◇視野が欠けるなどの視覚障害
◇ひどい頭痛、吐き気や嘔吐
◇めまいがして歩けない
◇ろれつが回らない、言語が出ないなどの言語障害
◇手足のしびれ、けいれんなど運動障害

それ以前の前触れチェック

さらにもっと前の段階で、脳梗塞の前触れをチェックする方法があります。いくつかご紹介しましょう。

「渦巻きなぞり」
紙にペンで5mm間隔の渦巻きを5周ほど描きます。その内側に違う色のペンで最初の渦巻きと重ならないように、10秒以内に渦巻きを描きます。渦巻きが2ヶ所以上重なったり、はみ出したりしたら要注意です。

「大豆つまみ」
お箸できちんと物がつかめるかのチェックです。
大豆30粒と2cm角に切った豆腐を皿に用意します。箸で大豆と豆腐を交互につまみ、別に用意した皿に上に移していきます。大豆5粒、豆腐5切れを移すのに30秒以上かかったら要注意です。

「直線歩行」
まっすぐ歩けるかのチェックです。
障害物のない平たんな場所に、2mの長さの直線を描きます。その線の上に立ち、左右の足で踏みながら目を開けて前進します。よろけたり、線から極端にはずれてしまったら要注意です。

   

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