急な血管障害 気をつけたい時間と場所は?
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冬に発生しやすい病気として気をつけたいのが、血管障害によるもの。まず気をつけたいのが、血管障害の1つである心臓疾患です。心臓病の発生や悪化は12月から3月に集中しています。冬は寒さに対して体温を上げていかなければならず、心臓にかかる負担が大きくなるからです。
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次に注意しなければいけないのが脳卒中です。寒さから身体を防御するために、冬場は毛細血管が収縮して血圧が上昇します。結果として11月半ばから4月半ばには、脳血管に障害を生じて起こる脳卒中の発生率が高くなります。何の前触れもなく突然に起こるので、適度な運動、禁煙、ほどほどの飲酒など、普段から生活習慣に気をつけるのが一番の予防です。
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急性の心筋梗塞や脳血栓には、起こりやすい時間帯があります。
心筋梗塞は高血圧や血圧の変動が一番の危険因子です。血圧は午前2時頃に最低で、その後に上昇して午後2時頃にピークを迎えます。目が覚めた時に血圧が急激に上昇するので、心筋梗塞は午前中に発症しやすくなります。一方、脳血栓は明け方に起こりやすくなります。血液は明け方に固まりやすく、いったん固まった血液を溶かす働きも低下しているからです。
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注意したい場所は、何といってもお風呂場です。脱衣所から浴室に入った時、浴室の温度が低いと危険です。温度差をなくすために前もって浴室内の壁にお湯をかけたり、お湯を張った後しばらくして、浴室の温度が上昇してから入浴しましょう。出た後の湯ざめも注意したい点です。この予防として意外な方法が、口に氷のかけらをひとつ入れること。口の中が冷やされると、血行が悪いという指令が脳に伝わり、湯上り後も血行を改善させようとする身体の働きが期待できます。
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