若くて太ってもいないのに…糖尿病予備軍
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現在、糖尿病の治療を受けている人は200万人程度ですが、糖尿病の疑いが強い人は、国内で約740万人にのぼります。糖尿病の可能性を否定できない「予備軍」880万人を含めると、約1620万人が糖尿病もしくは糖尿病予備軍と推定されています。
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中年以降の病気と思われている糖尿病ですが、最近は20〜30代で糖尿病予備軍と呼ばれる人が増えています。その原因の一つが、糖分を多く含む清涼飲料水の飲みすぎと言われています。清涼飲料水は500ml中、スティックシュガー(6g入)約8本分もの糖分を含む飲み物もあるほどで、知らず知らずに大量の糖分を摂取することになり、糖尿病になるリスクも高まるのです。
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肥満度が高くなればなるほど、糖尿病の危険性は高くなっていきます。ただし、見かけは太っていなくても体脂肪の多い「隠れ肥満タイプ」も発症の危険性は高くなります。ウエストが男性では85cm以上、女性では90cm以上であれば、内臓脂肪型肥満が疑われます。また最近の調査で「痩せていても飲酒量が増えるにつれて発症の危険が高まる」ことも分かりましたので、痩せていても注意が必要でしょう。
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ハワイやロサンゼルス在住の「日系人の糖尿病率は16〜20%」に達し、同じ様な生活環境下にある「白人の糖尿病率は7〜10%」という調査結果が出ています。遺伝的素因が日本人と変わらないはずの日系2世米国人は「米国の白人と比べると2倍以上糖尿病が多い」のです。日本人は環境因子、特に食生活の変化に影響されやすいと言えます。つまり「同じ食事を摂ると、米国白人よりも日本人の方が圧倒的に糖尿病になりやすい」のです。
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