「副鼻腔」って、聞いたことありますか?
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副鼻腔は、鼻腔の周りの骨に囲まれた空洞の部分で、生まれた時にはないのですが、成長とともに空洞が出来てきます。副鼻腔炎とは、本来は空気が入っている空洞部分に膿(うみ)や鼻水などの液体が溜まって炎症を起こしている病気です。
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いくつか原因はありますが、ひとつはインフルエンザや肺炎などの細菌が、副鼻腔で繁殖することにより起こります。他に、潜水したり飛行機に乗ったりして、副鼻腔内の気圧が急激に変化することで発症する(気圧性副鼻腔炎)こともあります。副鼻腔炎を治すには、副鼻腔に鼻水をため込まないことが大切なので、鼻をすするのではなく、なるべくかむようにしましょう。
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副鼻腔炎は急性と慢性がありますが、よく知られているのは慢性の副鼻腔炎です。「副鼻腔炎」と言われてピンとこない人も、「蓄膿(ちくのう)症」は聞いたことがあるでしょう。副鼻腔炎は自然に治る病気ですが、良くなったり悪くなったりを繰り返すことがあります。放置しすぎると、鼻ポリープが出来たり、膿性の鼻水によって、持続的に鼻詰まりがおこる状態になり、慢性副鼻腔炎になってしまいます。慢性になってしまうと、頭痛や嗅覚障害なども引き起こすので注意しましょう。
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耳鼻科で鼻の洗浄や吸引をしてもらったり、副鼻腔の洗浄をしてもらうことは効果的です。また、抗生剤や鼻水をだしやすくする薬なども処方してくれるので、慢性になってしまう前に耳鼻科を受診しましょう。子供の場合は副鼻腔炎だけでなく、中耳炎を併発する可能性も高いので、より早めの対処が必要です。
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