鼻水は…どうしていっぱい出てくるの?
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風邪や花粉症になると、止まらなくなってしまう鼻水。鼻水が出続けるとつらいものですが、これはウイルスなどに対抗する身体の防衛機能から起こること。鼻水は、鼻の中に入った危険物を洗い流す大切な手段なのです。
それにしても、鼻水はいったいどこから来るのでしょう?
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鼻水のもとになるものはいくつかあり、実はそのひとつは目の涙なのです。目の表面が乾かないために、瞬きするたびに涙腺から少量の涙が鼻腔(びこう)に流れ、鼻腔の内側から乾燥を守るのです。もちろん、通常の涙の量では鼻水になりません。鼻をすするほどになるのは、感激した時など涙腺からの涙が極端に増加した時に起こります。
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鼻腔から出てきて鼻水になるものもあります。鼻の入り口は指一本分くらいですが、鼻の奥は上顎から目の下の空間へと広がっていて、横からみると結構広い空間になっています。この空間で粘膜から分泌物が作られ、鼻水の成分を作っています。通常は分泌物が呼気に湿気を与えて、鼻腔から咽頭・喉頭・気管の乾燥を防止するのに役立っています。しかし、体調に異常があって分泌物が増加すると、鼻の穴からあふれて鼻水になります。
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さらに鼻腔をとり囲んでいる「副鼻腔」という器官があり、かなり複雑な構造をしています。この副鼻腔は鼻腔とつながっているので、副鼻腔の分泌物も鼻水のもとになります。鼻水は涙腺・鼻腔・副鼻腔からの分泌物がそれぞれ混じり合って作られるものなのです。鼻水がさらっとして透明な場合は心配ありません。しかし、黄色い鼻水が混じった場合は注意が必要です。細菌による副鼻腔炎の可能性が高いからです。
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