鼻呼吸を実践して健康になろう!


鼻呼吸が良い理由

鼻で呼吸するようにしていると、とても健康に良いと言われています。鼻呼吸をしていると、免疫力が向上する、身体に十分な酸素が吸収される、脳が活性化されて筋肉が活き活きするといった良い効果が得られるからです。それには次のような理由があります。

【吸い込んだ空気の塵を除く】
吸い込む空気には様々な病原菌が含まれるが、病原菌の5〜8割は鼻の粘膜に吸着される。
【吸い込んだ空気を加湿する】
冷たくて乾いた空気を鼻腔内で暖めて湿度を含んだ状態でノドに送り、肺胞の粘膜に酸素がスムーズに吸収されやすいようにする。
【病原菌の繁殖を抑える】
吐く息も鼻腔を通ることで鼻腔を適度に乾燥させて、病原菌の繁殖を抑える。

日本人に多い口呼吸

逆に口呼吸では、免疫力の低下、酸素が吸収されにくいなどの悪影響があります。現代日本人は口呼吸の人が半数以上といわれ、小学生以下では約8割が口呼吸です。その理由として、乳幼児期の習慣が考えられます。母乳やミルクを飲んでいる時は、口を使えないこともあり、無意識に鼻呼吸をしています。しかし、しゃべり始めると言葉と一緒に口で呼吸することを覚えます。日本ではおしゃぶりをつかう期間が短いことが一因と言われています。

鼻呼吸にするには?

口呼吸から鼻呼吸になおすためには、次のような方法に効果がみられます。
◇1日3回で合計1時間ほど、口を閉じてキシリトールガムをかむ
◇食事の際は姿勢を正して口を閉じ、一口30回程度の噛んで食べる
◇医療用テープを口に貼り、そのまま日常生活をする
◇鼻孔拡大装置を鼻にはめる
◇(小さいうちは)おしゃぶりをくわえて日常生活を送る

    

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