便秘をしないようにするには?


食べた後は、ゆっくりと

便秘をしないためには、胃腸の消化を良くしなければなりません。そのためには、胃腸に十分な血液を集めて動きを良くすることが大切です。頭に血をめぐらせなければいけない仕事や、身体の表面に血液を集めてしまう入浴などは避け、頭も身体もゆっくり休めましょう。

お腹を「の」の字にマッサージ

腹筋が弱くて便秘しやすい人は、腸内の便の動きに合わせて「の」の字を書くようにお腹をマッサージするのが効果的です。お腹の周りは、自律神経の働きを高めるツボが集まっているところなので、腸の蠕動(ぜんどう)運動を高める役割もあります。食べたものが胃から腸に移動する食後2〜4時間後に行なうのが効果的です。

朝おきたら、すぐに水を飲む

便を軟らかく出やすい状態にするには、水分をたっぷり摂ることも大切です。特に、朝起きてすぐに飲むのが効果的です。身体がまだ活動を始めていないため、小腸や大腸で吸収される分が少なく、その先の直腸にある便までちゃんと水分が行き渡り、便が排泄されやすくなるのです。冷たい水が苦手な人は、代わりに温かいみそ汁やスープで水分を摂るようにしましょう。

食物繊維は便秘に効くのは、なぜ?

食物繊維は、便の水分を調節して嵩(かさ)を増し、正常な排便を促します。また、腸内の悪玉菌などが生み出す様々な毒素を吸着して排出する機能もあります。便が一定のリズムで排泄されれば悪玉菌が増えにくくなり、作られる毒素も減ります。逆に不足すると、悪玉菌の毒素が増え、免疫力の低下や疲労感の増加、動脈硬化や大腸ガンのリスクを増大させます。

    

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