若くても危険!〜骨粗しょう症のリスク〜


原因は…女性ホルモンの減少

骨粗しょう症とは、骨密度が下がって強度が保てず、骨折しやすい状態になる病気です。女性は更年期以降に女性ホルモンの減少が激しくなることで起こりやすくなるので、元々は高齢の女性に多い病気です。

最近は若い女性にも増加

ところが最近では、若い女性でも骨粗しょう症になる危険性の高い人が多いと懸念されています。ある調査では「20歳前後の女子学生の6人に1人は骨密度が低く50歳並み」という結果がでました。ダイエットや偏食による栄養不足、不規則な生活やストレスで、女性ホルモンのバランスが崩れることが原因ではないかと言われています。

カルシウム吸収を妨げるもの

もともと吸収率の低いカルシウムが、悪い生活習慣で更に吸収が悪くなってしまいます。

≪インスタント食品・スナック菓子≫
インスタント食品、スナック菓子、清涼飲料水などには、リンが多く含まれています。リンの摂りすぎは、腸からのカルシウム吸収を妨げます。

≪タバコ・アルコール≫
タバコに含まれるニコチンはカルシウムの吸収を悪くし、吸わない人より吸う人の方が、骨密度が低くなることが分かっています。アルコールは、腸の粘膜を荒らしてしまって、カルシウムの吸収をしにくくすると考えられています。

≪運動不足≫
ある程度負荷をかけた方が骨は強くなりますので、運動は骨を強くする大きな要素です。激しい運動でなくても、ウォーキングなどで十分です。

    

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