ノロウイルスに効果的な予防法は?


貝にウイルスがたまるのは、なぜ?

ノロウイルスの一番の感染リスクは貝を食べることだと言われています。どうしてなのでしょう?
人の小腸で増殖したノロウイルスは糞便中に排泄され、下水から河川や海へと流出します。牡蠣(かき)・ホタテ・トリガイなどの二枚貝は、水中に拡散した糞便中のウイルスを吸い集める性質があります。そして、吸い集めたウイルスは、中腸腺と呼ばれる消化腺の中に蓄積されてしまいます。

熱に弱いウイルス

ノロウイルスは熱に弱く、貝を85度以上で1分以上加熱すれば、ウイルスの感染力はなくなります。貝類の生食や生煮えが危険なことを覚えておきましょう。特に、沿岸部で養殖されている牡蠣やホタテなどは、1日に200〜600リットルもの海水を体内に循環させるので、ウイルスが蓄積されやすい食べ物です。

気をつけたい二次感染

ノロウイルスは、症状が治まっても3〜5日間くらいは、便にウイルスが含まれていることもあります。そこで気をつけたいのが二次感染です。便や吐物に触れた手や指で食品を汚染することによって、他の人に感染させてしまうことも多くあるのです。

二次感染の予防には

◇トイレの後、料理をする前、食事の前に、よく手を洗う
◇貝類などの調理に使った水が、他の食材にかからないようにする
◇キッチンの調理器具をきちんと消毒する

※消毒方法について
アルコール消毒は効果がなく、次亜塩素酸ナトリウムによる消毒や85度以上での加熱が有効です。

    

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