気づきにくい「秋の花粉症」は要注意!


実は秋にもある・・・花粉症

日本人の6人に1人がなっているといわれる花粉症。春先のスギやヒノキのイメージが強いですが、実は秋にも花粉症はあり、キク科のヨモギブタクサ、クワ科のカナムグラなどが代表的です。飛散花粉の量が少ない秋は、春の花粉症と比べて症状は軽いですが、放置すれば副鼻腔炎を併発するなどの危険性もあります。

鼻カゼとの違いを見極めよう

季節の変わり目と重なることもあり、鼻カゼと勘違いして長引かせている人も多いようです。ダニなどのハウスダストによるアレルギーも増える季節なので、秋の鼻水やくしゃみは、原因を正しく見極めることが大切です。特徴や症状に注意すればカゼとの見分けはそれほど難しくはありません。

一覧〜花粉症とカゼの違い〜

花粉症 カゼ
鼻水 水っぽい 粘りがある
目のかゆみ あり なし
発熱 あっても微熱 高熱も
食欲 あり なし
天気と症状 晴天で悪化 無関係
症状の継続 数か月 長くて1週間


近づかなければ大丈夫

秋の花粉症の原因植物は、高さがせいぜい2メートルしかなく、上空の強い風に乗って数キロ先まで花粉を飛ばすスギやヒノキとは異なり、花粉は数十メートルしか飛散しません。原因となる植物に近寄らないだけでも十分に予防できます。花粉の飛ぶ植物が生えている草むらや空き地などには極力行かないようにしましょう。特に風邪の強い、晴れた日は要注意です。

    

マガジン表紙へ