お正月に欠かせない「お雑煮」と「お屠蘇」
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お正月に欠かせない食べ物と言えばお雑煮。一方、飲みものではお屠蘇があります。お屠蘇は、「元旦に飲むと、その年は病気をしない」と言い伝えられています。お雑煮はもともと、年神さまに供えた食べ物を、新年一番に汲んだ水と、新年の神聖な火で雑多に煮て食したもの。一年間の無病息災を願います。
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お屠蘇は10種類近くの薬草を合わせたもので、日本酒やみりんに浸して作ります。ですから、単なる言い伝えではなくて、本当に身体に良い飲み物なのです。元々は今の中国から伝えられました。唐の時代の医者が風邪予防に作ったもので、住んでいた家が「屠蘇庵」と呼ばれていたそうです。日本に平安時代に伝わり、宮中の正月行事でしたが、江戸時代に武士や庶民にも広がりました。
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誰にでも馴染みのある正月料理は、何といってもお雑煮でしょう。お餅はとても消化のよい食べ物です。お餅はもち米を蒸して、つきあげた上に、再び煮たり焼いたりして食べるからです。ただし、同じ分量を食べれば御飯よりも高カロリーなので、食べすぎには注意しましょう。
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さらに健康的に食べるために、いくつか良い方法をご紹介しましょう。まずは、たっぷりの根菜を入れたお雑煮にしましょう。あまり動かないお正月は便通も滞りがち。食物繊維たっぷりの根菜はおススメです。また、最近では白米以外のお餅もたくさん出ています。発芽玄米や黒米などのお餅を食べれば、ビタミンやミネラルをより多く摂ることができます。
※お雑煮の由来
お雑煮は室町時代には既に食されていたようです。武士の宴で酒の肴として出され、宴の一番初めに口にする料理でした。その風習がやがて、1年の始まりの元旦に食べられるようになりました。
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