心臓病予防につながる生活習慣とは?


≪ストレスをためない≫

ストレスは思った以上に心臓に影響を与えます。特に、攻撃的で競争心の強い人は、のんびりマイペースの人に比べて、心臓病リスクが2倍になります。競争心の強い人は、慢性的なストレス状態で、ストレスホルモンが多く放出されて血管が収縮し、心臓疾患を引き起こしやすいのです。

≪タバコを吸わない≫

タバコは血管を収縮させ、心臓への負担を大きくします。また、タバコの有害物質は、狭心症や心筋梗塞の大きな要因となります。

≪適度な運動をする≫

早歩きや水中運動などは、心臓病予防に効果的です。ただし、ハードすぎると逆に負担になるので、目安の心拍数(1分間あたり)を覚えておきましょう。

30歳代 120〜125 50歳代 105〜115
40歳代 115〜120 60歳代 100〜110


≪温度差に注意する≫

注意すべきはお風呂場とトイレ。入浴の際に注意したいのは、脱衣所と浴室の温度差を、なるべく少なくすること。トイレは、冷暖房が入っていない場合、暑すぎたり寒すぎたりになりやすい場所ですから、注意しましょう。

≪歯周病を防ぐ≫

歯周病が、心臓病を引き起こす可能性があります。歯周病菌は血液の流れに乗って、心筋に酸素を送る冠動脈に届き、そこで血管壁に潜りこんで炎症を引き起こします。硬く変化した血管壁が破れると、たまっていた脂肪分が血管内に流出し、血液の塊が出来て、心筋梗塞などを引き起こす危険があります。

    

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