注意!子供に急増 内反小趾


小指が内側に曲がる 内反小趾

外反母趾と似たものに、内反小趾(ないはんしょうし)があります。内反小趾は、第四趾(薬指)と小趾(小指)の間の中足靱帯がゆるみ、小趾(小指)の付け根の関節部分が外側に出っ張り、小趾(小指)が体の中心線に曲がってくる(内反する)ものです。あまり、耳慣れないのは、内反小趾になる人が外反母趾ほど多くないからでしょう。それに、内反小趾は単独で起きることはあまりなく、そのほとんどは外反母趾に伴って発生します。

子供に急増 内反小趾

ところが最近、子どもたちに内反小趾が増えています。幼稚園児300人ほどを調査したところ、その70%が内反小趾だったという驚くべき結果があります。内反小趾になると、足を外側に踏んばれなくなり、バランスを崩しやすいというトラブルを発生させるのです。

サイズの大きい靴は問題

子供の足は、とてもデリケートです。小さい頃は大人よりも骨の数が少なく、骨が全部揃って完成するのは10歳頃で、さらに成長を続けて大人の足になるのは18歳頃なのです。こうした成長過程において、靴は足の形を整える鋳型になるといえます。ですから、足に合わないサイズの靴を履くことは、とても問題です。足のサイズより大きな靴は、歩いたり走ったりする際に、足が中で簡単に滑り、靴のつま先に指先がぶつかり、大きな力が加わって足指が曲がってしまうのです。

正しい靴の選び方

子供の足のためには、次の2点を守って靴を選びましょう
◇大きすぎる靴を選ばず、つま先部分のゆとりが5ミリ程度
    (すぐ大きくなるといっても、子供の足は半年で5ミリ程度しか成長しません)
◇マジックテープやヒモ付きで、足幅が調節出来るもの

そして、最低でも年に2回、子供の足のサイズをチェックし、その時の足のサイズに合った靴を選ぶようにしましょう。

    

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