ハイヒールが大敵 外反母趾
|
「外反母趾」とは、足の親指(母趾)の付け根の関節が、体の外側(小指側)に曲がってくる(外反する)病気です。親指の付け根が出っ張ってくるように見えますが、実際に骨が出っ張るわけではなく、関節が曲がってしまうために、そう見えるのです。
|
|
|
進行すると、親指(母趾)の付け根がさらに曲がってきて、人差し指(第二趾)を圧迫するようになり、人差し指の付け根の裏あたりに“たこ”ができて痛んだりします。さらに進行すると、親指と人差し指が重なって、人差し指の付け根の関節が脱臼したりします。
|
外反母趾の起こる原因は、はっきり分かっていませんが、足の筋力の弱さなど、体質的な要因が大きいと考えられています。かかとが高く、つま先の細いハイヒールを履くことは、外反母趾を起こす原因ではないものの、痛みを起こしたり、進行させたりする要因の1つであると言われています。
|
外反母趾対策として、大切になるのが「靴選び」。ポイントは次の通りです。
◇全体に緩すぎず、かかとがフィットするもの
◇立った状態で、指の曲げ伸ばしが出来るもの
◇ヒールの高さは、高くとも5cmまで。出来れば3cm以内
|
足の運動をして、足指の関節を柔らかくしたり、筋力を鍛えることで、外反母趾の痛みを軽減させたり、進行を遅らせたりすることが出来ます。
例えば、『床にタオルを広げて、その上に立ち、足の指を使ってタオルをたぐりよせる』という運動をすることにより、足の筋力を鍛えることができます。
|
マガジン表紙へ
|