乾物は食物繊維の王様!


乾物には栄養素が凝縮

なかなか必要量をとることが難しい食物繊維を摂るために、ぜひオススメしたい食材が乾物。生の食材から水分を抜いて乾燥させる過程で栄養素が凝縮されるのです。
例えば、生の大根100gの食物繊維は1.3gにすぎませんが、切り干し大根(水戻し)では4.6gにもなります。またシイタケでも、生の100gでは3.5gの食物繊維が、干しシイタケ(水戻し)では8.2gにもなります。乾物は、食物繊維だけでなく、ミネラルも1.5〜2倍くらいに増える食材が多いのです。

戻し方のポイント

乾物は、もともと「年間を通して十分に栄養が摂れるように編み出された先人の知恵」のようなものです。ただ、どうしても乾物というと“戻すのが面倒”という点がネックになります。そんな人のために、主だった乾物の、戻し時間の短縮方法やうまみを逃がさない方法など、戻し方のポイントを紹介しましょう。

≪かんぴょう≫
水洗いして塩少々を振り、よくもみ洗いします。弾力が出てきたら塩を洗い流しましょう。

≪切り干し大根≫
切り干し大根を洗ったら、大根にかぶる位の水に10分ほど漬けて戻しましょう。

≪ヒジキ≫
ヒジキにかぶるくらいの量の熱湯に漬け、さらにラップをすると、10分位で戻ります(通常だと30分くらいかかります)。

≪干しシイタケ≫
砂糖をひとつまみ加えたぬるま湯に入れ、重しをして30分。うまみが出過ぎない戻し方です。

    

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