「貧血=鉄不足」と思いこむのは…危険!


鉄欠乏だけではない「貧血」

貧血とは、ある一定の血液の中に含まれる赤血球・ヘモグロビンなどが正常値以下に減少した状態のこと。「貧血=鉄不足」と思われがちですが、貧血の原因は鉄不足だけではありません重大な病気が隠れている場合もありますので、注意しましょう。

【巨赤芽球貧血(悪性貧血)】
異常に大きい赤血球が出現する進行性貧血で、手足のしびれや舌の発赤などの症状が見られます。ビタミンB12や葉酸の不足が原因で起こります。

【溶血性貧血】
何らかの原因で赤血球がもろくなり、正常なら120日間もつ赤血球の寿命が短くなり、壊される赤血球数を骨髄での造血が補えなくなって起きる貧血。

【再生不良性貧血】
赤血球を作る脊髄が障害を受けたり、赤芽球(赤血球のもと)に原因があって、赤血球が十分に作られないために起こる貧血。


似て非なるもの:「脳貧血」と「低血圧」

名前が似ていたり症状が似ているため、「貧血」と混同されやすいのですが、「脳貧血」と「低血圧」は、「貧血」とは全く違うものです。

【脳貧血】
脳への血液の供給が一時的に不足して、めまいや立ちくらみといった症状を起こすもので、一過性の虚血症。貧血とは根本的に異なります。

【低血圧】
低血圧とは、血液が通る時に血管壁に及ぼす力が弱くなり、血液循環が正常にできないために起こるもの。倦怠感・立ちくらみ・めまい・冷え性など、症状は貧血と似ていますが、原因は全く異なります。

    

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