現代人はミネラル不足
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人体の中では、エネルギーづくり、皮膚や臓器の新陳代謝など、多くの化学反応が行なわれています。ミネラルは、こうした反応を推進する酵素に必須のもので、不足すれば様々な反応が滞り、体の不調やさまざまな疾病を引き起こす可能性があるのです。
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最近の栄養調査の結果によれば、ミネラルの必要量は足りていません。カルシウム、鉄、亜鉛などの代表的ミネラルは、必要量の約70〜90%といずれも足りていない結果になっています。カルシウムが足りなければ骨粗しょう症、鉄不足ならば貧血といった具合に、個々のミネラルが足りなければ、それぞれ問題が出てきます。しかし、一番問題なのは、ミネラルが不足してしまうと、他の栄養素の働きも悪くなってしまうことなのです。
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ミネラルは、それ自体が体のために働く以外にも、ビタミンが働くための手助けや、糖質・脂質・タンパク質の消化や吸収に使われます。ですから、ミネラルが必要量の80%しかないならば、いくら他の栄養素を充分摂っていても、それらの栄養素は80%程度しか体のエネルギーや栄養としては使われず、残りは使われずに体外に排出されるか、脂肪となって体内に蓄積されてしまうのです。
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栄養バランスの取れた食事を毎日摂るのが難しければ、サプリメントで補充する手も考えられます。その際、おススメなのがマルチミネラル。ただし、ミネラルは必要量と過剰量の幅が狭い傾向にあります。サプリメントを利用する場合は、食事では摂れない量を簡単に摂れてしまうので、摂取過剰にならないように注意が必要でしょう。
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