通勤電車は電磁波があふれてる!


電車内では、心臓ペースメーカーの誤作動を防ぐため、優先席付近のみ電源オフが推奨されている携帯電話。一般に電磁波は、発信源から離れるほど弱まるのですが、実は電車内では、距離をとっても必ずしも弱まらないようです。

総務省の指針では、心臓ペースメーカーとの安全距離を22センチ以上としていますが、これは金属の壁や天井で電磁波が反射する、つまり電車内のような環境を想定していません。しかも、電磁波の悪影響は、なにもペースメーカーを装着している人だけではありません。

50人が乗った電車内を想定した実験では、電磁波の重複によって非常に強い電磁波が出力され、世界保健機関(WHO)が定める国際基準値の数倍にも達しました。ラッシュ時は1車両に300人が乗る場合もあり、私たちが浴びる電磁波はかなり強いのです。

  


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