心の病〜ミネラル不足が心を不健康に


ミネラルがないと脳はうまく働かない

ミネラルは体内で、栄養素からのエネルギー生産を助けたり、多くの酵素の助っ人として働いたりしています。ですから、適切な量のミネラルがなければ、私たちの身体と脳はうまく働かないのです。ところが現在、このミネラルの摂取が足りていない人が多いのです。

土壌からミネラルが減っている

偏った食生活やジャンクフードばかり食べているのは問題外ですが、きちんと栄養を摂っているつもりでも、実は摂れていないことも多いのです。アメリカのある調査では、海水中に見出されるミネラル44種類のうち、すでに20種類が表層土から消えてしまったとのこと。大量の化学肥料を使用することで、微量ミネラルの減少を引き起こしているのです。さらに、食品加工のプロセスでも、多くの栄養素が取り去られてしまっています。

心の健康にとって大切な栄養素は?

≪亜鉛≫
亜鉛はどのミネラルよりも多くの酵素の助っ人になっています。亜鉛が不足すると、脳機能に悪影響を及ぼします。
 ◎多く含む食品:牡蠣(カキ)・肉類(特にレバー)・魚介類・ナッツ類

≪マグネシウム≫
マグネシウムが不足すると、エネルギー不足やタンパク質不足に陥ります。その結果、イライラ、心の混乱、学習障害などが危惧されます。
 ◎多く含む食品:ナッツ類・大豆・玄米・緑色野菜

≪鉄≫
若い女性の4割近くが鉄不足と言われています。鉄の不足によって、頭が痛い、疲れやすい、イライラするなど、うつ病と混同しやすい症状がでます。
 ◎多く含む食品:レバー・あさり・ひじき・煮干し・赤身の肉

  


マガジン表紙へ