心の病〜予防に欠かせないビタミンB6


「不安障害」とは

パニック障害や対人恐怖症など、不安を主症状とする疾患を「不安障害」といいます。不安から、心臓がドキドキする、冷や汗をかく、身体や手足が震える、呼吸が速くなる、息苦しい、吐き気をもよおすなどが身体症状として現れる事もあります。この「不安障害」の予防に欠かせない栄養素ビタミンB6です。

B6は脳内伝達物質の生成に必要

ビタミンB6は、脳内で多くの伝達物質の生成に関わっているため、脳内の伝達物質のバランスを保つために欠かせません。ビタミンB6が不足すると、脳内の伝達物質であるドーパミン・ノルアドレナリン・セロトニン・メラトニンが十分に生成できません。そうなると脳の興奮が足りなくなり、やる気が失せて「うつ病」が発生しやすくなります。もしくは、反動によって脳がむやみに興奮して、不安障害に陥ることがあるのです。

肉類・青魚・豆類を摂ろう

乳酸は、運動したときに出来る疲労物質としてよく知られていますが、実は蓄積すると不安を発生させる不安物質でもあり、ビタミンB6が十分足りていれば、乳酸の蓄積による不安感を抑えることが出来るのです。ビタミンB6は、肉類、カツオやマグロなどの魚類、大豆や小豆などの豆類に多く含まれていますので、こうした物質を積極的に摂るようにしましょう。

ミネラルの亜鉛も欠かせない

一方、ミネラルにも「不安障害」の予防に欠かせない栄養素があります。亜鉛がその物質ですが、実は体質的に、ビタミンB6と亜鉛が不足しやすい人がいます。こうした人は特に意識して、亜鉛とビタミンB6を摂取する必要があります。ビタミンB6と亜鉛を適切量摂ることは、脳と身体の健康を維持するために非常に大切なことなのです。

  


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