噛み合わせを直して身体の不調を直そう


噛み合わせ悪い=体調悪い

よく噛むことが健康に良いことなのですから、逆に言えば、よく噛むことが出来ない、噛み合わせの悪い状態が原因で、様々な身体の不調が起こっているという場合があります。実際に噛み合わせの不具合を調節することで、不眠症・肩コリ・腰痛・頭痛などが解消されることがあるのです。

不眠治療の効果を実験

不眠症などの身体の不調に対して噛み合わせ治療をすることにより、どのような効果が現れるかについて実験されました。治療前後で睡眠脳波測定をしたところ、入眠時間の短縮や中途覚醒の減少など不眠症に対しての効果が認められました。さらに半年後の計測でも、安定した睡眠が得られていることが確かめられ、一時的な改善ではないことが確認されました。不眠に対する効果だけでなく、頭痛・めまい・吐き気といった症状の減少も見られました。

マウスピース装着も効果あり

噛み合わせがずれると頭を支える首の骨が歪み、身体全体の歪みにつながります。プロスポーツ選手の運動能力を上げることで話題になったことがありますが、噛み合わせ改善のためにマウスピースを装着する方法があります。正しい姿勢になっていると脳が正しい運動命令を出すことが出来るのです。腰痛・肩コリ・頭痛・めまいなどにも効果があるようです。

小さい頃から噛む習慣をつけることが大切

噛みあわせは子供の時にきちんとしておく事が大切です。そのためには、子供によく噛ませる必要があります。最近は、小さい頃から噛まない習慣がついてしまい、噛めない子供が増えているそうです。ニンジン・ゴボウ・海藻など噛まないと飲み込めない食品を毎食のメニューに加えるようにしましょう。野菜・豆類・海藻類の煮物・干物・乾物などを多用する日本料理は、噛むという点から見ても、とても良い料理なのです。

  


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