若い女性に多い 顎関節症


顎関節症の症状とは

口を開ける時に痛みがある」「口を開けるとポキッという音がする」といった症状が出たら、それは「顎関節症」の疑いあり!と言えます。「口が開きにくい」、具体的には自分の指を縦に3本入れようとすると、入らない(もしくは入っても痛みを伴う)というのも「顎関節症」の症状の1つです。

若い女性の2割に疑いあり

口を開閉する際に動く顎の関節に何らかの異常が起きると、顎の関節周辺の筋肉や靱帯に悪影響を及ぼします。すると、顎の関節や噛む時に使われる筋肉に痛みが出たり、口の開閉時に音がしたり、口の開閉がスムーズに出来ないといった症状が出てしまうのです。「顎関節症」は、もともと20〜30代の女性に多いことで知られていましたが、実際に調査してみたところ、なんと2割に疑いがあることが分かりました。

悪い生活習慣が原因

「顎関節症」の原因として、以前は噛み合わせの悪さによるものと言われてきましたが、最近では生活習慣との関係が指摘されています。寝ている時の歯ぎしりや食いしばりのクセ、頬づえをつく・足を組むなどといった悪い姿勢のクセなどが挙げられます。また、外傷性といって、交通事故や硬い食べ物をかじったときなどに急に痛みがくる場合もあります。

ストレスと片噛み癖が大きな原因

さらに最近、原因として多くなっているのが精神的ストレス。ストレスが続くと無意識のうちに歯をくいしばっていたり、肩に力が入っていたりします。就寝中の歯ぎしりの原因にもなってしまいます。また、片側で噛むクセもよくありません。噛む筋肉の左右差が少なくなるように心がけましょう。特に子供には、軟らかいものと硬いものをバランスよく食べさせて、歯のはえるスペースが狭くならないように注意しましょう。

  


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