噛むことで・・・こんなに健康になれる!


噛む回数が減っている

昔から比べると、大人も子供も噛む回数が減っています。食事時間と噛む回数を戦前と現代で比較したところ、戦前の食事時間平均は22分で、食べ終わるまでに1420回ほど噛んでいたのに、現代では、食事時間は平均11分で、噛む回数は620回と、戦前の半分ほどしかないそうです。

虫歯・歯周病・口臭を予防

噛むことによって、食物が細かく砕かれ消化しやすい状態になるので、よく噛めば噛むほど消化が良くなります。それ以外にも、噛むことは健康のためにとても重要なことなのです。噛むことによって唾液が出ますが、消化を助ける以外にも、唾液には虫歯菌が作る酸を薄める働きがあるので、よく噛むことによって虫歯の予防もできます。さらに、歯周病や口臭の予防にもなるのです。

脳を活性化・ボケ防止・ストレス解消

消化や口腔内の健康といった直接的なものだけでなく、噛むことは様々な健康効果をもたらしてくれます。噛むことによって、あごの運動が筋肉の刺激となって脳に伝わって、脳を刺激してくれます。それにより脳細胞の働きを活性化させ知能の発達を促進してくれます。お年寄りにとっては、噛むことで脳の血流がよくなり、老化防止・ボケ防止につながるのです。また、物を噛むと身体の緊張がやわらぐので、ストレス解消にも役立つのです。

ダイエットに効果あり

よく噛まずに食べてしまうと、脳の満腹中枢が指令を出す前に、必要以上に食べてしまうことになりがちです。口に入った食べ物をよく噛めば噛むほど唾液の分泌が良くなり、唾液の中の消化酵素によって食物を糖に変え、血糖値を上昇させ満腹中枢を刺激して、お腹がいっぱいだと感じさせてくれるのです。ゆっくりよく噛んで食事をとれば、噛むことで満足感がわき、身体にとって必要な量だけで満腹感が得られるようになります。

  


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