メタボ予防 スローピングで効率上げよう


ウォーキングより効率的

ウォーキングの運動効果をさらに高めたい人におススメしたいのがスローピングです。坂道や階段といったスロープ(傾斜地)を利用して、より効率的に体脂肪を燃焼させたり、足腰の筋力を鍛えたりすることが出来ます。ウォーキングのコースの途中に利用できるスロープがないか探してみましょう。

傾斜5度でも2〜3倍の運動強度

坂道や階段の昇り降りをすることで、足腰の筋肉に大きな負荷をかけることができます。傾斜5度程度のゆるやかな坂道でも、平地の2〜3倍の運動強度になり、短時間で効率よく運動効果を高められるので、普段忙しくてウォーキングの時間を余り長く確保出来ない人にもおススメです。ゆっくりしたペースでも十分に運動効果がありますので、速さは気にしないようにしましょう。

後ろ向きで行なうと、より効果的

また、スローピングの特徴として、後ろ向き歩行が取り入れられているという点があげられます。後ろ向きで歩くと、普段あまり使わない筋肉も鍛えることができます。坂道や階段では、その効果が特に高くなるのです。ただし、後ろ向き歩行は慣れないうちはつまずきやすいので、ゆっくりしたペースで始めるようにしましょう。階段では特に危険が伴いますので、転倒防止の手すりが付いているところで行なって下さい。

階段は上りがおススメ

階段を利用する際は、下りよりもなるべく上りを使うようにしましょう。階段を上る時には、通常の歩く動作ではあまり使わない腸腰筋を使うことができます。腸腰筋は衰えると脚が上がらなくなり、わずかの段差でつまずきやすくなるので、ぜひとも鍛えておきたい筋肉です。逆に下りでは、着地の際に膝の半月板を痛めやすくなります。通常膝は“曲げて伸ばす”という動きですが、下りでは“曲げて曲げて伸ばす”という不自然な動きになるからなのです。

  


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