10〜30代女性の5人に1人が低血圧


若い女性の5人に1人は低血圧

立ち眩みや目まいの原因となる低血圧。上の血圧が100以下の場合を低血圧といいますが、10〜30代女性では5人に1人が当てはまると言われます。低血圧ですと、身体がだるい、朝起きられない、気力がわかないなど、日常生活をおくる上で悪影響がかなり出てしまうのです。

500mlの水を飲もう

対策として、まずは水をきちんと飲むことが大切です。定期的に500mlの水を飲むようにしましょう。飲んで5分後から血圧が上がり、30分後には最大になります。特に寝ている間は汗を多くかくので、朝起きた後にきちんと水を摂りましょう。低血圧の人にとって、水を飲む以外にも朝のケアは特に大切になります。熱めのシャワーを浴びたり、きちんと朝食を摂ったりすることで、交感神経が刺激されて低血圧を改善することができます。

チェダーチーズが効果あり

食べ物で効果的なのがチーズです。チーズには、血圧を上げるホルモンの素になる物質が含まれています。特に、チェダーチーズを1日50g食べると良いと言われます。また、血液循環を良くするために運動も効果的です。早歩きや体操など1日10分間すると良いでしょう。特に脚の筋肉を鍛えると、脚の末梢血管に血液がたまることにより血圧が下がってしまうのを防げます。便宜的に、下から脚を段階的に締め付ける弾性ストッキングも効果が期待できます。

「食後低血圧」にはカフェインを

食後に消化のため胃に血液がたまり、心臓に戻りにくくなるために起こる「食後低血圧」を起こしやすい人もいます。このタイプの低血圧は高齢者に多く、実に3人に1人がそうだと言われています。こうした人は食後にカフェインを摂ると良いでしょう。お茶やコーヒーに含まれるカフェインには、交感神経を刺激して血液の巡りを良くする働きがあるのです。

  


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