コンタクトレンズにご用心


コンタクト診療の定額化

2006年4月の診療報酬改定により、コンタクトレンズ購入時の検査は、コンタクトレンズ検査料として定額化され、特に、コンタクトレンズ検査を主に扱う眼科での検査料は、かなり安くなりました。ところが、通常の眼科と同じ料金で、しかも再診であるにもかかわらず初診料を取る眼科が多いのが現状です。

自由診療で、負担が増えるケースも

安くなった保険診療報酬を嫌い、自由診療にする眼科も増え始め、コンタクトレンズを使用する側の負担が、かえって増えている場合も多くなっています(過去コラム「コンタクト:検査料の違いに要注意」を参照)。こうしたことで、定期検査の回数が減り、コンタクトによる健康障害が増えることが心配されています。

装用期間を超えてはダメ!

日本眼科医会の調査によると、コンタクト装用者の10人に1人が、何らかの目の病気にかかっているそうです。場合によっては失明につながることもあるので、たかがコンタクトと侮ってはいけません。最近多いのが使い捨てコンタクトを、決められた期間以上つけ続けることによる目の障害です。1日使い捨てタイプを1〜2週間も使い続けるなど問題外です。

ケアの手間まで考えてタイプを選ぼう

長時間の装着による酸素不足も、目の障害を引き起こしやすくする原因です。コンタクトレンズをつけたまま寝てしまうのは、もちろん止めましょう。1日使い捨てタイプ以外のものは、外した後にきちんとケアする必要があります。様々なタイプが増えていますから、購入時にはコストだけでなくケアの手間まで考えて、使用方法を守れるものを選びましょう。

   

マガジン表紙へ