知っておこう ペットロス症候群


ペットロス症候群って?

かわいがっていたペットが死ぬと、精神的なダメージを受ける人は少なくありません。こうしたペットロス(喪失)のショック状態が長引くと、不眠、食欲不振、身体の痛みなど様々な症状が現れ、「ペットロス症候群」と呼ばれる心の病に発展し、ひどくなるとうつ病になってしまうこともあるのです。

ペットロス症候群が増えている

最近ペットロス症候群になる人が増えていると言われています。最近は、核家族化や非婚化で家族同様の愛情をペットに注ぐ人も少なくありません。ペットとの間に適度な心の距離を保つことが出来なくなると、ペットロスが深刻化する危険性があるのです。ペットロスから心の病に発展していかないようにするには、ペットロスへの正しい知識を持って対処することが大切です。

@現実逃避→A深い悲しみ→B現実受け入れ

ペットが亡くなって深く悲しみ、落ち込むといった感情は何もおかしいことではなく、むしろ正常な反応です。のちのち現実を受け入れるためにも、最初に悲しみを押し殺さず思い切り泣いた方がいいそうです。また「ペットに理解がある知人に思い出話をする」「ペットのお葬式やお墓作りなど儀式を行なう」といったことも、徐々にペットロスを現実のものとして受け入れるために必要な過程なのです。

回復が見られない時は専門医へ

ペットロスから1〜2ヶ月たつと、あきらめがつくようになり、気持ちの整理が出来て、新しいペットを飼いたいと思うようになるようです。1〜2ヶ月たっても悲嘆からの回復が見られず、むしろ感情の不安定さが増し、不眠、食欲不振、体重減少、無気力などがある場合は、ペットロス症候群になっている可能性も高いといえます。専門医に見てもらうことも必要でしょう。

  


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