こんなにある?!ペットの感染病


数十年ぶりに国内に狂犬病が発症

数十年ぶりに国内に狂犬病が発生して話題になりました。現在ワクチンの在庫が激減しているそうで、厚労省は「海外旅行でも数日ならば予防でワクチンを接種する必要はない」と過剰反応を抑えようとしています。実際、ワクチンは噛まれた後、3〜10日以内に打てば発症を抑えることができるのです。

ペットからの感染病が増えている

しかし狂犬病以外にも、動物からうつる病気が意外と多いのをご存知でしょうか?犬や猫のペット数は、各1千万匹を超え、爬虫類などもペットとして飼われるようになり、最近ではペットからの感染症が増えています。いくつか代表的な症例を紹介しておきましょう。

ペットからの感染症例

名称 感染経路と症状
犬回虫症 犬の糞中の虫卵が原因。咳、発熱、肝臓が腫れる。
猫ひっかき病 犬や猫にひっかかれる。リンパ節が腫れ、まれに脳症。
パスツレラ症 犬や猫に噛まれる・ひっかかれる。気管支炎。
サルモネラ症 爬虫類からの感染。下痢症状、ひどくなると敗血症。
オウム病 鳥からの感染。激しい咳、ひどくなると呼吸困難。


過剰な接触は避けましょう

予防方法としてペットの健康管理はもちろんですが、ペットと適度な距離を保てないと感染の危険が高くなります。口移しにエサをあげたり、舐めたり舐められたりといった過剰な接触はやめましょう。また、感染症ではありませんが、アレルギーを持っている人は、ペットがアレルゲンといったケースもありますので注意しましょう。

  


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